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釜口橋 (富士川)[かまぐちばし] 釜口橋(かまぐちばし)静岡県富士宮市にある橋。富士川に架かる橋としては一番短い橋である〔笛吹川との合流前は「釜無川」と呼ばれているため除外する〕。 ここでは釜口橋の北にある日本軽金属が架橋した釜口サイフォン橋についても説明する。 == 概要 == 眼下に富士川水運最大の難所と呼ばれていた釜口峡があり、対岸と渡し船で渡るのが非常に困難な場所であった。一方で川幅が他の地点と比べて非常に狭かったことから古くから川の東側と中間点にある瀬戸島の間に吊り橋などで架橋が行われていた。しかし架けられた吊り橋は非常に不安定であり、その厳しさは富岳紀行や歌川広重 『富士川上流雪中の図』、長崎大学付属図書館に所蔵している絵画でも伺うことが出来る。1608年(慶長13年)に徳川家康が富士山本宮浅間大社を参拝する際釜口橋を渡っているが、この際は板橋を架設し渡河している。吊り橋はたびたび落橋しているが、瀬戸島の西の対岸の間も銚子の口と呼ばれる難所であり、瀬戸島の住人にとって生活に必要な橋であることからすぐに再架設されていた。 明治時代になると針金で結んだものになったが、1918年(大正7年)に歩兵第60連隊が橋を渡ろうとしたところ落橋し、7人の死者を出すなどその厳しさは相変わらずであった。1951年(昭和26年)に現在のトラス橋に架け替えられ、ようやく安心して渡ることができるようになっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「釜口橋 (富士川)」の詳細全文を読む
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